宅配業務の重要性

まぁ、偏見も多い宅配業務ですが軽貨物業界のおおよそ半分を占めているジャンルになるわけで、ここを通らずには余程斬新なサービスを展開しないと生き残ってはいけないのが現状です。
ここ最近、大手配送業者が連続でサジを投げた例の案件が注視されています。
今月から順次開始されているわけですが、やはりドライバーの確保が難航しているようです。
個人的な見解ですが、ここはチャンスだと考えています。
その要因としては、今までは混載で行っていた配送ではなくなるという事、デポからの距離をコンパクトにしている事、今まで無かった地域で行うという事があげられると思っています。
つまり、これまでとは一味違った内容に変化している可能性が高いと思っています。
特に埼玉県内エリアは今まで委託を受けていた大手宅配業者に入る形でしか配送を行っていませんでしたので、大いに内容が改善される可能性があると思っています。
それと共に、これからは労務環境を改善できない企業は徐々に淘汰される時代になるでしょうし、下世話な話ですが借金の過払い金請求可能な期間が終わり、弁護士の主仕事が未払い賃金やサービス残業の請求にシフトしている現状がある故に、企業側は益々労務環境の改善に取り組まなくてはならない時代でもあります。
日本はオリンピックに向けて為替、株価市場も軒並み景気の上向きを示唆していますのでますます物流が動く時代になっていきます。
欧米では自動運転やドローンでの配送が実現してきていますが、さすがに日本でラストワンマイルを自動化できるようになるにはまだまだ先の話でしょう。
現状ではいわゆる過剰なサービスを提供し、運賃が折り合っていない状態なのは皆さん周知の事実なのですが、これは時間が解決してくれる問題でもあると思います。
時間とは賃金に釣り合わない業務形態が続いている時間を差し、解決とは正当な運賃を支払える労務環境にする事です。
利用者が増えるシステムを作ってもそれを提供する人材が居なければ成り立ちませんから。
私は軽貨物業界はニッチ産業だと思っています。需要の発生に荷主の利益が望みにくいからです。
が、宅配にいたってはニッチではなく、フォロアー・チャレンジャーの位置を望めるジャンルだと確信しています。
まぁ、いろいろと現実はありますが・・・・。がんばります